ザ・ヒューマンズー人間たち(2025年7月19日)

映画化もされたスティーヴン・キャラムのヒット作、待望の日本初演!

劇作家・脚本家として活躍するスティーヴン・キャラムの話題作が、この度「日本初演」を迎えます。演出は破竹の勢いで活躍する桑原裕子、出演は、茨木市出身の山崎静代、そして平田 満らをはじめとした実力派が勢ぞろい。日本演劇の最高峰、新国立劇場の舞台がおにクルで観られる貴重な機会です。

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新国立劇場のウェブページより、山崎静代(出演)×平田 満(出演)×桑原裕子(演出)のインタビューをご覧いただけます。公演前にぜひチェックを!
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スタッフ・キャスト

スタッフ
作:スティーヴン・キャラム
翻訳:広田敦郎
演出:桑原裕子

美術:田中敏恵
照明:佐藤 啓
音響:藤田赤目
衣裳:半田悦子
ヘアメイク:高村マドカ
演出助手:和田沙緒理
舞台監督:川除 学

企画制作:新国立劇場

キャスト
エイミー:山崎静代
ブリジット:青山美郷
リチャード:細川 岳
モモ:稲川実代子
ディアドラ:増子倭文江
エリック:平田 満

ものがたり

眠れぬ夜を過ごしているエリックは、感謝祭の日、フィラデルフィア郊外から、妻ディアドラと認知症の母モモを連れ、次女のブリジットとそのボーイフレンド、リチャードが住むマンハッタンのアパートを訪れる。そこに長女エイミーも合流し、皆で夕食を共にする。雑多なチャイナタウンにある老朽化したアパートでは、階上の住人の奇怪な物音や、階下のランドリールームの轟音がして、祝日だというのに落ち着かない。そんな中始まった食事会では、次第にそれぞれがいま抱える人生の不安や悩みを語り出し、だんだんと陰鬱な雰囲気を帯びてくる。その時、部屋の照明が消え、不気味な出来事が次々起こり……。

スタッフプロフィール

【作】スティーヴン・キャラム(Stephen KARAM)
1980年ペンシルベニア州スクラントンでレバノン系アメリカ人の家庭に生まれる。ブランク・シアターの全国青少年劇作家フェスティバルで97年から99年まで3年連続優勝。2001年、ブラウン大学在学中、ミュージカル『エマ』でケネディ・センター・アメリカ大学演劇フェスティバルのミュージカル賞を受賞。大学卒業後、ユタ・シェイクスピア・フェスティバルで実習生として働く。12年、『預言者の息子たち』がピュリッツァー賞演劇部門最終候補となり、ニューヨーク演劇批評家協会賞、アウター批評家協会賞、ルシール・ローテル賞の最優秀プレイを受賞。『ザ・ヒューマンズ』は14年アメリカン・シアター・カンパニー製作によりシカゴで初演され、15年ラウンドアバウト・シアター・カンパニー製作によりニューヨーク、オフ・ブロードウェイで上演、16年にはキャラムのブロードウェイ・デビュー作となり、再びピュリッツァー賞演劇部門最終候補、トニー賞およびニューヨーク演劇批評家協会賞の最優秀プレイ、オビー賞劇作賞を受賞。その他の戯曲に、『桜の園』(チェーホフの翻案)、『ダーク・シスターズ』(室内オペラの作詞)、『スピーチ&ディベート』、『コロンバイナス』など。映画脚本に「スピーチ&ディベート」、「かもめ」(チェーホフの翻案/マイケル・メイヤー監督)。21年、A24製作による「ザ・ヒューマンズ」ではキャラム自身が監督も務め、エイミー・シューマン、ビーニー・フェルドスタイン、スティーヴン・ユァンらが出演、高く評価された。

【翻訳】広田敦郎(HIROTA Atsuro)
劇団四季、TPTを経て、フリーランスの戯曲翻訳者。2009年、トム・ストッパード作『コースト・オブ・ユートピア』の翻訳で小田島雄志翻訳戯曲賞。2013年、アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)グランティ。近年の翻訳上演作に、キャリル・チャーチル作『A Number – 数』『What If If Only – もしももしせめて』、サイモン・スティーヴンス作『広い世界のほとりに』『FORTUNE』、ローレン・ガンダーソン作『Silent Sky』、チェーホフ作『三人姉妹』『桜の園』(サイモン・スティーヴンス版)、アーサー・ミラー作『橋からの眺め』『みんな我が子』『セールスマンの死』、テネシー・ウィリアムズ作『地獄のオルフェウス』『西洋能 男が死ぬ日』、ダグラス・マックスウェル作『OUR BAD MAGNET』、ダイアナ・ソン作『STOP KISS』、アレクシ・ケイ・キャンベル作『The Pride』、アンドリュー・ボヴェル作『これだけはわかってる』、カレル・チャペック作『母』。新国立劇場での翻訳に『レオポルトシュタット』、『母』(日本語字幕)、『ザ・ヒューマンズ─人間たち』。

【演出】桑原裕子(KUWABARA Yuko)
東京都出身。劇作家・演出家・俳優。劇団KAKUTA主宰。穂の国とよはし芸術劇場PLAT芸術監督。2009年KAKUTA『甘い丘』で第64回文化庁芸術祭・芸術祭新人賞(脚本・演出)受賞。16年KAKUTA『痕跡』第18回鶴屋南北戯曲賞受賞。18年穂の国とよはし芸術劇場PLATプロデュース『荒れ野』で第5回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞および読売文学賞戯曲シナリオ部門受賞。19年に劇団作品『ひとよ』が白石和彌監督で映画化。映像脚本として、NHK 昭和歌謡ミュージカル『また逢う日まで』など。その他近年の主な舞台に『鯨よ!私の手に乗れ』(出演)『応天の門』(脚本)『演劇部のキャリー』(出演)ミュージカル『ナビレラ』(上演台本・演出)『たわごと』(作・演出)『少女都市からの呼び声』(出演)『誤餐』(作・演出)『閃光ばなし』(出演)などがある。新国立劇場では『ロビー・ヒーロー』を演出。

開催日2025年7月19日(土曜日)
時間14時00分開演(13時15分開場)
会場ゴウダホール(大ホール)
料金S席4,500円/A席3,500円/車いす席3,500円/U25割2,500円
※全席指定・税込 
※未就学児入場不可
※U25割は公演当日25歳以下対象。公演当日、身分証明書をご提示ください。
チケット発売日会員先行(インターネットのみ)  4月19 日(土曜日)10時から
一般(インターネット・電話) 4月26日(土曜日)10時から
一般(窓口) 4月27日(日曜日)10時から ※残券がある場合のみ
チケット購入方法はこちらをご覧ください。
備考・やむを得ない事情により、公演内容が一部変更になる場合がございます。予めご了承ください。
・開演後のご入場は制限させていただきます。
お問合わせ茨木市文化・子育て複合施設おにクル
072-631-0296